「川を下り、夜に抱かれろ」 川旅もまた楽し。

副題が「カヌーと焚き火と音楽と 中高年よカヌーに乗ろう! 」というお誘いになっている。登山者は山歩きを始めてしばらく経つと、より一層困難な岩や雪の世界を目指す人、沢や渓流釣りで山に浸る人、百名山では飽き足らず世界の山々をトレッキングで巡る人、そして、山に行けない日はカヌーを漕ぎだして山や自然の空気に触れようという人など、その趣向は果てしなく広範囲に広がっていく。

登山の達成感は苦しい登りを克服して頂上に立つことにあるとすれば、カヌーは全川を下りきって河口にたどり着くことのように思えるが、まああまり深く考えずに、ロープウェイで登れる山もあることだし、流れの緩やかなところでのんびり下るのもいいかもしれない。

ただ一度ヒヤッとしたことがあった。ゆっくり歩くよりも遅いくらいの流れの中に朽ちかけた一本の木が立っていた。同行の艇との話に夢中でうっかりそれに引っ掛かり、艇が直角に回転して木と水の流れに挟まったことがあった。その時の水の圧力たるや、どうしようもなく身動きが取れなくなった。水深が浅かったのでパドルで底を掻いて脱出できたのだったがこれには恐れおののいたものだった。

山と同じ、川もとんでもない危険が潜んでいるのだ。本のイメージは楽しそうだが、じっくり準備のうえ漕ぎ出そう



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  • Author:中山幹彦
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    ウィスキーでも舐めながら、山の本を読もう。

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