日本北アルプス登山案内 鉄道省大正十三年 で古きを知る


日本北アルプス登山案内

ガイドブックにしては豪華な装丁だ。カバーは厚紙に布が貼られている。
山で持ち歩いても大丈夫なように工夫されているのだろうか。
見開には山に佇む雷鳥があしらわれている。

こんな古いガイドブックは、当時と今の相違を楽しむのが一番だ。
上高地に向かうには、もちろん島々口から入るガイドになっている、
松本からは筑摩電車で島々駅下車、そこから先は自動車のほか馬車の案内も。

この本によると当時東京の中央線始発駅は飯田橋だったようだ。
そういえば少し前まであった飯田橋貨物駅、あれが元々のターミナルだったのかな。

また登山口の料金表の比較もおもしろい。
白馬の登山口である四ッ谷口では弁当二十銭、これが島々口では四十銭、
この違いは松本から材料を運ぶ馬車代が入っているのだろうか?

ちなみに白馬岳の項で、「ハクバというのは誤りで、、、」という件がある。
鉄道省のずっと後身のIR東日本が「ハクバ」と決めてしまったのだがね。

立山から黒部渓谷のガイドも含まれている。
立山温泉や、佐良峠から五色ヶ原へという項もあるので、
廃道歩きの向きには参考になるかも。
もっとも立山温泉は今は入山できないが。

まあこの一冊で山の今昔だけでなく、いろいろな古きをしることができる。

日本北アルプス登山案内

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