スキーアルピニズム 古くて新しい「スキーアルピニズム宣言」

1974年創刊。年3回の刊行で、4号まではネット上でも散見するが、それ以降は発刊されなかったのかな。編集発行はスキーアルピニズム同人、小島六郎、高田光政といった有名どころの名前も見えるがこの同人もネットではヒットしない。

しかしこの雑誌の巻頭の「スキーアルピニズム宣言」がなかなかいい。「スキー場で滑るなんて、なんて画一的で個性も自主性もないではないか!今こそ自然に帰り、自らを見出そう」と言ってる。昨今の状況なら大炎上しそうなものだが、何もスキー場から場外に出よ、なんてことを言ってるわけではない。

しっかり鍛錬と研究を重ねて雪山をスキーで登ろう、というもので昔からあった登山の一つの手法なのだ。それをバックカントリーとも言うのだが、最近はスキー場から出て滑ることと勘違いしているように思う。もちろん、バックカントリーとして準備しスキー場から山を目指し不運にも事故に合ったケースもあるだろうし、登山届を出していなかったということもあるが、登山も事故のある行為なのだがね、、

この雑誌には、本来のバックカントリーの精神と楽しみが満載されており、読んでいて飽きないし、古くもない。「スキーアルピニズム宣言」を何度も読み返して、バックカントリーを楽しみたいものだ。

スキーアルピニズム

軟弱古書店【山岳会会報 計画書 報告書】




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世界の山を描く―55歳から山へ登り絵を描く 山旅の一番贅沢な楽しみ方!

山旅の一番贅沢な遊びは、なんといっても絵を描くことだろう。
理由はかんたん、絵はそれなりに時間がかかるからである。
それだけ自由な時間を持てるからこそ、絵も描けるのだ。

カメラを持って山に出かける人は多いだろうが、写真はせいぜい、
長くて5分もあれば事足りるのだが、絵の場合は仮にデッサンだけでも
やはり30分はかかるのではないだろうか?

こんな感じで絵を描きながら山を歩けば、
コースタイムの倍は時間を要するとして、3日の山行は6日になるわけだ。
普通の人なら6日のコース設定をしてしまう。

絵を描く山旅は、コースタイムに縛られなず、気の向いたところで筆をとり、
太陽、風、雲、鳥や花などをじっくり体で感じることのできる旅だと思っている。

世界の山を描く―55歳から山へ登り絵を描く世界の山を描く―55歳から山へ登り絵を描く
(2015/02/01)
釼持 忠夫

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東山トレイル、久しぶりに山道を歩いてきました。

トレイルなんて地元民としては恥ずかしいような、裏山です。まあ人跡未踏の原野の山稜を、
毛布とベーコンにバゲット、コーヒーなどザックに詰めて、野宿しながら歩く、そうヘミングウェイの
世界を「トレイル」という言葉から思い浮かべるのですが。

今日はひさしく山道を歩いていないのと、700円で買ったオーバーシューズの履き心地を試すべく、
歩いてみました。オーバーシューズは値段なり、といったところ。日々の生活の中で少し時間ができて、裏山にチョコっと歩くときに普段履きの靴が、汚れたり濡れたりしないよう使えればよいので、
今度は雨に日でも試してみようかと思う。

今回の記録はYAMAPにアップしています。ぜひご覧あれ。 比叡山です↓

東山トレイル

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北アルプス 上下揃 信濃毎日新聞社編集局編 山に登りたいと思わせてくれる原点のような二冊

北アルプス 上下揃 信濃毎日新聞社編集局編

北アルプス

この二冊を眺めていると、山に登りたいという若き日の気持ちを思い出した。
まだ、社会人になりたての一人で山を歩き始めた頃のことだ。
まだまだ若かったし、全部踏破したい、いや踏破できると信じて疑わなかった。
山に憧れ山に没頭し、装備や食糧を吟味し、このような本や地図を読み漁り、
次の山行を計画したものだ。

実際、かなりの部分踏破したのだが、はたして今、何か惰性で山に登ってはいないか?、と。
頁を繰って出てくる頂上や幕場、ご来光、縦走路、麓などの写真に写し出された登山者たちの
生き生きとした表情など見ていると、ふとそんなことを思う。

写真集のような芸術性は一歩ゆずるとして、登山者たちが登場する数々の写真は、
「よし、また自分も登るぞ」というパワーをくれる、そんな原点のような二冊だ。



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後藤健二さんの報に接して思い出したこと

後藤健二氏追悼

後藤さんのニュースに接して、氏と同じようなジャーナリストの本を
いくつか思い出していました。そんな中で五冊の本をご紹介したいと思います。
いづれも銃口の先にある現実であったり、抑圧されたり、マイノリティーといった人々を
取材したフリーランスジャーナリストの渾身の本の数々です。

「フリーランス」という言葉がキーワードでしょうか。
岡村昭彦は冒頭で
「フリーランスとスタッフとは、生きる目的が違う以上、手段も違うべきだ」
と述べています。この言葉に彼らフリーランスの立ち位置のヒントがあるように思います。
これを知ることこそ、後藤さんの「志」を受け継ぐことではないかと思います。

「兄貴として伝えたいこと」 岡村昭彦 PHP研究所
「フィリピン新人民軍従軍記」 野村進 講談社α文庫
「森の回廊 上下」 吉田敏浩 NHKライブラリー
「ゲリラ・七つの戦線」 長倉洋海 未来社
「マザーテレサと姉妹たち」 沖守弘 女子パウロ会

フリーランスの立ち位置、この五冊からぜひ感じてみてください。

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プロフィール
  • Author:中山幹彦
  • 雨の日は山の本。
    山は逃げないから、
    ウィスキーでも舐めながら、山の本を読もう。

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