世界山岳百科辞典 ペラペラとぺーじを繰ってみる 「あ行」

年末、そんなにヒマでもないのだが、ペラペラと世界山岳百科事典のページを気の向くままに。

荒島岳の項があった。福井県大野盆地の秀峰と紹介されてるが、百名山とは書かれていない。
と思いきや石槌山も百名山には触れていないし、発刊時、まだブームでなかったのかな。

遺稿集、登山文学のひとつのジャンルか。板倉勝宣、辻村伊助、加藤文太郎、松濤明の名前が出てきた。

今井喜美子、女性登山の先覚者、登山家今井雄二夫人とある。でご主人お今井雄二の項が見当たらない。そういえば、なかなか買い手のつかない心に山ありて 正続二冊揃があったな。

今田重太郎、今西錦司と続いて、おお「岩と雪」。高級山岳雑誌とある。七号で一時休刊か。
ウィリアム・テル序曲、美しいスイスの湖の朝の情景を四つの部分に分けてあるそうな。
魚津岳友会。地方の山岳会が載ってる。佐伯邦夫らが中心になり発足。会報「ZINNE」。

海別岳。知床半島にある火山。冬期に流氷群を展望しながらのスキー登山は快適、だそうな。
埋込みボルト、滑落防止、確保の支点といった消極的な使用にとどまらず、手がかり、アブミの支点など積極的に利用することに当初は批判があったのか。アイゼンが「鬼の爪」として排斥されたのと同じことが起こったらしい。

エーデルワイス、ウスユキソウだね。エーデルワイスの歌、法政大学山岳部の部歌か。
映画サウンドオブミュージックの一曲かと思ったよ。
エンド結び。ウォール結び、クラウン結びが代表的だと。これはちょっと調べておこう。

御池岳。11月に行ってきた。鈴鹿山脈中、最も未開でマムシ、ヒルが多い、とのこと。
11月が正解だったな。
往復登山、最も単純で安全度の高い登山方法か。極地法の原型でもあるのか。
大井川基幹線林道。二軒茶屋から西俣道はいずれ三伏峠から伊那谷に抜ける予定?
いまだ繋がっていないよね。

とまあ早足で「あ」行を早足で「世界山岳百科辞典」を斜め読み。(一部引用しています。)
知らないことが多いけど飽きないね。

世界登山百科事典

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日本北アルプス登山案内 鉄道省大正十三年 で古きを知る


日本北アルプス登山案内

ガイドブックにしては豪華な装丁だ。カバーは厚紙に布が貼られている。
山で持ち歩いても大丈夫なように工夫されているのだろうか。
見開には山に佇む雷鳥があしらわれている。

こんな古いガイドブックは、当時と今の相違を楽しむのが一番だ。
上高地に向かうには、もちろん島々口から入るガイドになっている、
松本からは筑摩電車で島々駅下車、そこから先は自動車のほか馬車の案内も。

この本によると当時東京の中央線始発駅は飯田橋だったようだ。
そういえば少し前まであった飯田橋貨物駅、あれが元々のターミナルだったのかな。

また登山口の料金表の比較もおもしろい。
白馬の登山口である四ッ谷口では弁当二十銭、これが島々口では四十銭、
この違いは松本から材料を運ぶ馬車代が入っているのだろうか?

ちなみに白馬岳の項で、「ハクバというのは誤りで、、、」という件がある。
鉄道省のずっと後身のIR東日本が「ハクバ」と決めてしまったのだがね。

立山から黒部渓谷のガイドも含まれている。
立山温泉や、佐良峠から五色ヶ原へという項もあるので、
廃道歩きの向きには参考になるかも。
もっとも立山温泉は今は入山できないが。

まあこの一冊で山の今昔だけでなく、いろいろな古きをしることができる。

日本北アルプス登山案内

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岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて all about life and death 憧れのカメラマンだ

岡村昭彦の写真 生きること死ぬことのすべて all about life and death

岡村昭彦

ベトナム戦争の頃、日本からもカメラひとつで写真を撮り続けたフォトジャーナリスト
が何人かいたが、その代表格のような人。

写真のキャプションは主語と述語を入れること。形容詞や名詞だけの単語を繋げた
だけのキャプションは真実を損なうものになる、と確か教えてくれたように思う。

組織に縛られず自由にどこにでも行く行動力、に憧れたな。
こんな本も紹介していきたい。

思わず手にとってみたい一冊(新刊)


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山とスキー 大正十四年発行 札幌山とスキーの会

山とスキー  詳細はこちら

北海道帝国大学文武会スキー部が運営する札幌山とスキーの会、大正十四年の発行。
第五十号を祝しての記念号だ。

この年、実は私の父の誕生年だ。ということは約90年まえの会報ということになる。
これを読んでいた若者たちはもう百歳を超えることになるのだろうか。

この間、戦火をくぐり焼失を免れ、引越しや大掃除でお払い箱にもならず、
よくぞ残っていたね、と微笑ましくなる。

この会報を読んで山やスキーに心踊らされた多くの若者たちにも
波乱万丈の人生があったのだろうなと思うと
古ぼけた一冊がいとおしくなるな。

ぜひ次の持ち主のもと、居心地のよい本棚を飾る一冊になってもらいたい。

山とスキー

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二冊の「谷川岳の岩場」山岳同志会編 東京緑山会編

「谷川岳の岩場」という同じ書名の本がある。
一冊は山岳同志会編(三笠書房1968年)、もう一冊は、東京緑山岳会編(日本文芸社昭和49年3版)によるもの。

山岳同志会といえば、小西政継がすぐに思い浮かぶ。方や東京緑山岳会は現在も活動中。

例えば一の倉沢の項の一の沢を読み比べると、どちらも似たような記述だ。
まあ同じ場所のガイドになるのだし、まして山男の感性なので、
「初夏には花が咲き誇る」なんて表現はないのだが。

本の厚さにもよるが山岳同志会のほうが細かく記述されている。

しかし見習わねばならないのは、どちらも谷川岳の概念(気象、地質、歴史)や
遭難者数、登山届の見本、谷川岳遭難防止条例、などがきっちり収められてる点だ。
会として「谷川岳」をターゲットにしたならみんなで手分けして、概念を徹底的に調べたのだろう。

その谷川岳、はたまた登山への思いに脱帽、といった二冊。

谷川岳の岩場

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  • Author:中山幹彦
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    山は逃げないから、
    ウィスキーでも舐めながら、山の本を読もう。

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