最近新田次郎に耽っているが、山にまつわる実話をうまくフィクションに仕立てているな、という感じ。
創作の山岳推理小説や恋愛小説は無理な設定が多くありえない登攀シーンが出てきたりして読む気が失せてしまう。
その点、新田次郎の山岳小説は富士山観測所の勤務と登山経験が豊富なのか、安心して読める。
この「芙蓉の人」は夫婦愛がベースかな。こんどNHKでもドラマ化されるようだし、舞台は富士山だからね。
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/6000/185778.html