不帰嶮

9月になってようやく天候も安定してきたようですが、今度はぱったり雨が降らなくなりました。
とりあえず今のうちにと、まだ未踏破の不帰嶮に行って来ました。

なにぶん自分の「休日」ということで、八方のゴンドラとリフトでガソリンである缶ビールを、
天狗山荘では生ビールをいただきながらの山行となりました。
ゴンドラ乗り場に缶ビールが売られてるのはいいですが、稜線のぽつんと一軒の小屋に
生ビールのノボリがあるのはなんとも変です、が、ついついオーダーしてしまいます。

もう山はすっかり秋風が吹き、今にも色づきはじめるようなちょっと寂しい風情でした。
あの白馬山荘も、各パーティー、単独者に1室ずつ使えるほど静かな山でした。

小屋におもしろそうな山の本はないか書棚を覗きましたが、雑誌かマンガの類ばかりで
ちょっと残念。栂池に下山し、八方にもどって「倉下の湯」という露天のみのお風呂で
汗を流しました。

道中のスライドショーをどうぞご覧ください。


テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

体錬歩行路図

もう9月になりましたね。今年の夏は涼しくてよかったのかどうか微妙なところです
戦争の話題ももう季節はずれですが、、、

関東地方体錬歩行路図という地図が手元にあります。今年早々に当店に入りました。
昭和十八年三版発行で戦時中の登山地図です。東京貯蓄銀行練成会健歩部という蔵書印もあり
「体錬」やら「錬成」やら、軟弱登山の首謀者としては信じられないシロモノです。
登山などやるなら来るべき本土決戦のためにトレーニングをしなさいといったところでしょうか。

しかし、この地図をよく見ると題目こそ勇ましいものとなっていますが、その下には
家族向・第一部・丘陵編と書かれています。裏面には発行案内があり「家族向」「一般向」
「健脚向」と三部に分けてあり、現在のガイドブックの分類ととても似ています。

ついでに中身を覗くと、

例えば御岳山については「帝都市民随一の行楽地を山に求めるならば、、、」とか、
高尾山などは「和服に下駄履きでも何等苦労がない、、、」といった具合です。

この編集者は皮肉を込めてこんな表現をしたのでしょうか?いや、ただ単純に変えるべき
文言を置き換えた結果なのかもしれません。

大変な時代だったのでしょうが、こんなほほえましい「軟弱」な表現が発見できて
なんだかホッとした次第です。




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  • Author:中山幹彦
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