訪問仕入

お宅にお伺いして本を仕入ることが時々あります。
先日はメールで「なくなった主人の蔵書を」と依頼がありお伺いしました。
玄関には古びたマウンテンバイクとテレマークスキーが
立てかけられていいました。

まだ若い未亡人は「他の本は処分したが好きだった登山の本は
捨てるに忍びなく、どこか引き取り手を探していたらあなたの
お店を見つけたので、ぜひ登山愛好家にゆずってほしい」とのご希望。

こんな話を聞きながら玄関先にきれいに箱に詰められた本を拝見すると、
登山のほかマウンテンバイクや山スキーの本や北海道のバイクツーリングマップ
なども。、「この自転車で北海道も一周したんですよ、でも自転車やスキーは
どう処分しようかしら」とも。
さすがに私も古道具屋でもないので致し方なかったですが。

さて、買取の話も済み、ふと何気なく奥のほうを覗くと真新しい仏壇が。
こちらもまだ若いご主人の遺影が見えました。最近亡くなられたのでしょうか?
玄関先にいる私をじっと見つめているようにも見えました。

長い闘病だったのでしょうか。奥様はもう心の整理もすんだのか
淡々としたご様子でしたが。いや、淡々とした中にまだまだ癒えない深い
悲しみが、、、などと帰りに車の中で考えていました。

ご縁があってお預りした大切な本ですから、奥様にはご希望どおり
心して販売していきたいものです。そしてご主人にご冥福を。合掌



テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

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  • Author:中山幹彦
  • 雨の日は山の本。
    山は逃げないから、
    ウィスキーでも舐めながら、山の本を読もう。

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